最近あるお客様に言われた一言です。
テレビで肩甲骨を動かせば姿勢が良くなるというのをみて肩甲骨を動かす運動をとても頑張ってくださっていました。
最近は「肩甲骨はがし」に注目した書籍や動画が増えているようにも感じます。
もちろん肩甲骨を動かすことで猫背予防や姿勢改善にとても効果を発揮します。
ただし、気をつけておいていただきたいことは肩甲骨だけ!にとらわれすぎちゃうと・・という話です。
身体はつながっているので、トータルで動かすことでより姿勢にプラスになるということを知っておいていただけると幸いです。
肩甲骨のお仕事はズバリ私たちの腕を自由に動かすことです。
肩甲骨がなければ、私たちの腕はロボットのような動きしかできません(笑)
肩甲骨は画像の通り肋骨の上に乗っていて宙に浮いている状態。そこを滑るように動きます。
肩を上げる、下ろす、引き寄せる、押し出す、外に開く、内に閉じる背中に手を回す、横から頭上に上げるといったたくさんの動作を担っています。
可動性がありながらも、その位置をキープできるのは、肩甲骨に付いている17種類の筋肉が張力を発揮し合っているからです。
姿勢の崩れによって肩甲骨が動かなくなることで17もの筋肉が活動しにくい状況となるため、身体の燃焼効率が悪くなったり、背中がたるんできたり、背中が丸まって猫背の原因になったりします。
だからこそ肩甲骨は動いていた方がもちろん良いのです!
ただし、肩甲骨を動かすことはもちろん大事ですが、肩甲骨を動かすためにはそれ以外のポイントにも目を向けていただきたいです。
肩甲骨は鎖骨と肩鎖関節を作り、腕と肩甲上腕関節、肋骨とは肩甲胸郭関節という繋がりを持ちます。
それらがバランスよく機能してこそ肩の動きもスムーズに出るわけです。
片側にバックをかけたりして鎖骨周りに緊張があったら、、
デスクワークで腕を曲げっぱなしにしていることが長かったら、、
精神的な疲れなどで呼吸が浅くなっていたら、、
肩甲骨だけ動かしても、身体の動きはスムーズとは言い難いのです。
つまり、肩甲骨だけではなく、鎖骨や腕、肋骨の動きのバランスも私たちの姿勢づくりには欠かすことはできず、シンプルに全部動いた方が良いです!(笑)
ぜひ皆様には肩甲骨を動かすだけではなく、鎖骨や肋骨、腕、背骨などいろんな場所に刺激を入れてエクササイズすることがオススメです!
皆さんの姿勢改善のポイントは肩甲骨以外にも重要な場所があるかもしれませんよ。
気になる方はぜひスタッフまでお問い合わせくださいね。