前回の『美尻』に続き最近人気が沸騰しているのは『腹筋』ではないでしょうか?
お尻に負けないくらい割れた腹筋の写真を見かけることが男女問わず多くなりました。
普段腹筋のトレーニングはされていますか?
どんなトレーニングをされていますか?
上体を起こしたり、脚を挙げたり、姿勢をキープしたりとやり方は様々ですよね。
どのトレーニングももちろん素晴らしいのですが、効果的に実施するためにはお腹の筋肉のことを知って刺激を入れたいところに正しく刺激を入れることが大切です。
割れた腹筋?くびれ?下腹部をスッキリさせたい?
いろんなニーズがあると思いますが、共通して重要なことをお伝えしていきます。
腹筋というと多くの方は「6つに割れる所ねー」というイメージをされると思いますが、
その腹筋はお腹の一番表面にある筋肉で腹直筋という筋肉です。
この筋肉は身体を丸めるときに使われる筋肉で、一般的な腹筋と言われると、
この腹筋が使われています。
その下には横腹と言われる外腹斜筋、内腹斜筋がついており、身体を横に倒したり、捻るときに活躍します。
さらに下にはコアの筋肉の一つである腹横筋があり、他のコアの筋肉たちとともに活躍して背骨を支え、お腹周りを引き締めてくれています。
お腹の筋肉もお尻と同じように層になっているのです。
そりゃトレーニングするなら全部使いたいですし、全部使ったほうが効率的に腹筋ができます。この筋肉たちに正しく刺激が入っているのかがまず最低条件ですね。
腹筋をやったけど首が痛くなる、腰が痛くなる、腹筋に刺激を感じにくいといったご経験はありませんか?そんな方は腹筋にスイッチが入りにくい姿勢になっている可能性大です。
実は、腹筋トレーニング成功の鍵は姿勢にあります!
ご自身の姿勢がどんな状態になっているかチェックしてみませんか?
☆本来の背骨のカーブが保てていますか?
背骨は本来生理的なS字湾曲ですが、このカーブが小さくなっていたり、必要以上に大きくなってしまうと、腹筋にスイッチが入りにくい姿勢になります。例えば、背骨がまっすぐになってカーブが少なかったり、腰の反りが強い状態だと、丸めることが難しいため首や脚の筋肉を無理やり使って丸めようとするため、痛みとして出ることが多くなります。
腰が丸くなった姿勢も一見腹筋を使っているように見えますが、筋肉が縮んだままで固まっているため、スイッチは入りにくい状態と言えます。
☆肋骨がパカッと開いていませんか?
みぞおちに手を当ててみてください。肋骨の骨がぽこっと出てきていませんか?
本来その骨と腰骨の横にあるぽこっとした骨(上前腸骨棘と言います)の高さは同じ高さにあり、そのポジションを取れていると腹筋にスイッチが入ります。
実際にはみぞおちの方が高くなっている方が多く、その姿勢では腹筋が伸ばされたままになり、刺激が入りにくいです。
本や雑誌を見たりしてエクササイズしてるのになんでお腹に効かないのだろう・・
と感じられた方は、姿勢を見直す必要があるかもしれません。
Be-Styleでは先ほど挙げた背骨ともう一つ、『呼吸』を重要視しています。
腹筋に関して言えば、正しく息が吐けることで正しくお腹の筋肉たちが縮んで刺激が入ってくれるのです!
正しい呼吸でコアの筋肉から腹斜筋、腹直筋と深層にある筋肉から順番に縮んでいくことでお腹全体が締まっていきます。
これができた上で腹筋のトレーニングをするとより効果的に筋肉に刺激が入りますよ!
まず自分が正しく呼吸できているのかを確認しましょう。
肋骨の上と下に手を当てて息を吸った時に上の部分が前に、下の部分が横に広がる感じがするかどうかチェック。
動きを感じにくい、または下の方が横ではなく前に突き出してくるという方は、
改善の余地ありです!
リセットはさするだけと簡単にできます!
スタジオ大人気のビースティボールを使えばより効果的に呼吸が入りやすくなります。
効果的に腹筋するためのポイントを書いておいて今更感はありますが(笑)
そもそも腹筋はもはや割れています。
腹筋を割りたい!と思っているならば、もちろん腹筋も大事なのですが、
体脂肪を落とすことが何より必須です。
スーパー銭湯などに行くと、ほっそりしたご老人の方は腹筋割れてます(笑)
これは腹筋があるのではなく、体脂肪がないからですね。
なので人によっては有酸素運動や食事管理が優先されることがあります。
そして体脂肪を燃やすために、腹筋だけでなく、下半身のトレーニングもプラスすることでより身体に変化が現れやすくなります。
腹筋を締めたいと言っても他の部位のトレーニングも必要というわけです。
最近では仰向けから身体を起こす腹筋運動は腰痛の原因になるとして止めさせる動きがスポーツの世界でも出てきているようです。
学生時代の体力測定で脚を抑えてもらってやってた腹筋ですね。
あれは腹筋というよりは腰から足のつけ根についている大腰筋という股関節を曲げる筋肉を多く使います。なので実際には腹筋を鍛えているということは完璧には言えないのです。
やって意味がないのではなく、エクササイズでどこに刺激を入れたいのかによって内容が変わってくるということです。
自分にあった腹筋トレーニングを見つけて、欲しいお腹をゲットしたい方は是非ご相談ください。