アメリカ研修にみんなが出ている10日あまり、
そのうちの1週間、わたしは守山店勤務となった。MiHOトレーナーとふたり。
結構な数のセッション、またアメリカチームが戻るまでには
ココカラ通信もほぼほぼ完成させておくという2大ミッションを抱えていたにもかかわらず、
セッションの合間、どんな話ができるかな?と非日常なお仕事をひそかに楽しみにしていた。
普段守山と大阪で週に1度のミーティングくらいしか顔を会わせないのでまたとないチャンスだった。
甘かった。機上の人となる直前の布川代表から「体験希望のお客様のメール対応お願いします!」
ありがたいことなのだが、何件もの体験申し込みをいただき、「なぜ今?」の気持ちそこそこに、楽しいおしゃべりはおろか、ココカラ通信の打ち合わせや作業にあてていた時間丸ごと気づいたらなくなっていた。
週末には天気予報の通り、雪は深々と降り積もり帰宅も出勤も心配になるほど。
雪は横殴りに降り続けた。アリゾナはあったかいんだろうなあと、白とグレーに霞んだ空を見上げる。
そんななか、また体験セッションの申し込みのお電話。
ご要望や、目的について伺った最後に、何を見てBe-Styleに連絡くださったのか尋ねた。その方はパーソナルトレーニングで探していたなかでBe-StyleのH.Pにいちばん親しみが持てたと言ってくださった。
体験セッションを担当するMiHOトレーナーにお客様に関するメモを作り最後にそのエピソードを書き添えた。
その方は入会してくださり、セッション後のアンケートにはカラダに変化が出たことはすごいことだけれど、もっと大事なことは親しみが持てたこと。と書いてくださった。
その言葉になんだかじーんとなり、いいセッションだったんだなあと思いをめぐらしていると、MiHOトレーナーはメモの言葉が心に残って、親しみの持てるようなセッションを心がけた、特に今回はお客様に寄り添うことが大切だと思った、と話してくれた。
お客様は大切なキーワードやサインをいろんなタイミングで出してくださってるんだろう。その方を知りたい、寄り添いたい気持ちで見つめているときっと見えてくる。ちゃんと聴こえてくる。こちらがしっかりキャッチすれば、投げ返せばまたお客様は次のサインを下さる。
留守を預かり守る彼女の気概を間近で見た。
MiHOトレーナーと初めての共同作業。ふたりこっそり握手した。
アリゾナ研修よりとっても静かにぐーんと密やかに
だけど心に沁みる日々となった。
CHIHIROCKこと渡邉千尋