「骨盤が歪むとどのような影響があるの?」
「骨盤の歪みは下半身太りにもつながるの?」
そのような疑問はありませんか?
骨盤の歪みを放置しておくことで、肩こり・腰痛などの不調だけではなく、下半身太りなど見た目にも悪影響を及ぼします。
あなたのお悩みが骨盤を整えることで改善する可能性があります。
当記事では、骨盤の歪みによるデメリットと自分でできる改善方法をお伝えします。
当スタジオ(Be-Style)でも実践している骨盤の歪みを改善するエクササイズがこちら↓
骨盤の歪みにより、肩こり・腰痛、冷え・むくみなどの不調につながるだけではなく、下半身太りなど見た目にも悪影響を及ぼします。
骨盤の歪みによるデメリットを5つ紹介します。
1.筋肉に負担がかかり、肩こり・腰痛に悩まされる
2.背骨の歪みにもつながり、猫背・反り腰の原因になる
3.リンパの流れが悪くなり、冷え・むくみにつながる
4.下半身太りにつながり、スタイルが悪化する
5.生殖器にも影響を与え、生理不順や重い生理痛に悩まされる
骨盤の歪みにより、筋肉を緊張させてバランスを崩し、肩こり・腰痛を引き起こします。
骨盤が歪むことで、
1.骨盤は背骨の土台であるため背骨も歪む
2.からだのバランスが崩れる
3.安定させようと筋肉を緊張させ、筋肉に負担がかかる
その結果、肩こり・腰痛を引き起こします。
骨盤の歪みを改善することが、肩こり・腰痛の根本改善につながります。
先ほど骨盤が歪むと、背骨も歪むとお伝えしました。
猫背・反り腰の特徴として、以下の写真(右側)のように骨盤が前に倒れている(前傾)場合が多いです。
骨盤が前傾することで、反り腰になり、猫背につながっていきます。
骨盤から改善していくことが、反り腰・猫背改善につながります。
骨盤の歪みにより、リンパや血流の流れが悪くなることによって、冷え・むくみにつながります。
骨盤近くの鼠径部には、太い血管や神経、リンパ管などが通っています。
骨盤の歪みにより、鼠径部が圧迫され、血液やリンパの流れが悪くなります。
お腹や脚のリンパの流れに関連する鼠径部リンパの流れをよくすることが、冷え・むくみの改善につながります。
骨盤の歪みにより、筋力のバランスが崩れて、下半身太りにつながります。
骨盤が前に倒れる(前傾)ことにより、
1.股関節が内側にねじれる
2.大転子が横に突き出る
3.股関節周りの筋肉のバランスが崩れる
4.腰回りが広がった状態になりやすい
その結果、太ももやお尻が太く見えてスタイルが悪化します。
下半身太りにお悩みの方は、下半身のトレーニングをする前に骨盤の歪みを改善することがまずは大切です。
骨盤の歪みにより、骨盤の内部にある生殖器に大きな負担を与え、生理不順や生理痛につながります。
骨盤の歪みと生理不順、生理痛の関係性について説明します。
・骨盤内の内臓の血流が悪くなり、内臓が冷える。
・卵巣の機能が低下し、ホルモンバランスが崩れる。
・骨盤は生理の周期に合わせて開閉する。骨盤が歪んでいるとスムーズにいかない。
・血行不良により、経血の排出がスムーズにいかず、痛みの原因にもなるプロスタグランジンが多く分泌される。
骨盤の歪みを整え、子宮を含む内臓を正しい位置に戻すことが大切です。
女性の不調について詳しく解説した記事があるので参考にしてください。
女性の不調を改善するにはどうするかを簡単に見てみる
骨盤の歪みには大きく分けて以下の4つのタイプがあります。
1.歪みタイプ①ねじれタイプ
2.歪みタイプ②傾きタイプ
3.歪みタイプ③前傾タイプ
4.歪みタイプ③開きタイプ
それぞれのタイプの特徴について説明します。
ねじれタイプは、骨盤の左右どちらかが前に出て、反対側が後ろに下がってる状態です。
<ねじれタイプになる原因>
・足を組む(上になる脚がどちらか一方の場合は特にねじれやすい。)、横座り
・仕事中(作業中)左右どちらかにからだを向けていることが多い。
<骨盤のねじれとデメリット>
・背骨にも影響することで上半身にもねじれが生じ、肩こり、腰痛の原因にもなる。
・左右でお尻の大きさが変わる。
・左右の筋バランスが崩れ、歩き方にも影響する。
傾きタイプは、骨盤を正面から見たとき、左右の骨盤の高さが違う状態です。
<傾きタイプになる原因>
・片足重心やどちらか一方の手で鞄を持つなど、片方に体重をかける習慣がある。
・足を組む。片肘をつくという癖がある。
<傾きタイプとデメリット>
・一方に体重がかかりやすいため、どちらか片側に不調がでやすい。
・背骨が歪む側弯症の原因にもなり、肩の高さも左右差がでてくる。
前傾タイプは、骨盤が前に傾いている状態です。
<前傾タイプになる原因>
・胸を張って背筋を伸ばすことを意識しすぎている。前かがみ姿勢。
・産後や加齢で腹筋群の筋力が衰えている。
・ハイヒールを習慣的に履いている。
<前傾タイプとデメリット>
・反り腰や猫背、O脚・X脚といった姿勢の崩れの原因になる。
・腰に負担がかかり、腰痛や腰椎椎間板ヘルニアの原因になる。
・鼠経部リンパの流れが悪くなり、冷え・むくみにつながる。
開きタイプは、骨盤が開いている状態です。
<開きタイプになる原因>
・出産で開いた骨盤が元の位置に戻りにくい。
・骨盤周りの筋肉の筋力低下により、骨盤を支える力が低下している。
<開きタイプのデメリット>
・腰回りが広がり、下半身太りにつながる。
・太ももの外側の筋肉に負担がかかり、O脚につながる。
4つのタイプについて説明しましたが、いくつか複合している場合もあります。
自分がどのタイプかチェックする方法を次の項目でお伝えします。
あなたの骨盤に歪みがあるか、どの歪みタイプなのかチェックしてみましょう。
仰向けに寝てチェックする方法をお伝えします。
仰向けに寝て脚を伸ばし、リラックスした状態で以下の3点を確認していきます。
1.腰の浮きをチェック
2.左右の脚の長さをチェック
3.左右のつま先の開きをチェック
腰の下に手を入れて、床から背中まで、手の平が何枚分入るか確認していきます。
<チェック項目>
・手の平1枚分以上入る→前傾タイプの可能性大
・腰の浮き具合に左右差がある→ねじれタイプの可能性大
仰向けに寝たときの左右の脚の長さをチェックしていきます。
<チェック項目>
・かかとの位置が左右で差がある→傾きタイプの可能性大
仰向けに寝たときのつま先の開き具合を確認していきます。
<チェック項目>
・つま先の開き具合が大きい(つま先が外側を向いている)→開きタイプの可能性大
・つま先の開き具合に左右差がある→ねじれタイプの可能性大
先ほどのセルフチェックでご自身の骨盤の状態をチェックしていただきましたが、なぜそういう状態になったのか原因について詳しく説明します。
以下の3つの原因が考えられます。
・原因①日常生活の癖
・原因②運動不足による筋力低下
・原因③妊娠や出産によるからだの変化
日常生活のちょっとした癖が、骨盤が歪む原因となります。
骨盤が歪む癖を紹介しますので、ご自身が何気なくしていないか振り返ってみてください。
・足を組む、横座り、同じ方向ばかり向いている→骨盤のねじれにつながる
・鞄をいつも同じ肩にかける、片足重心→骨盤の傾きにつながる
・前かがみの姿勢になっている、ヒールがある靴をよく履いている→骨盤が前に傾く
長時間同じ姿勢で座っていることも骨盤の歪みにつながります。
長時間座っていると姿勢をキープすることが難しくなってきます。小まめに動く(立ち上がる)ということを心がけてください。
運動不足による筋力低下も骨盤の歪みにつながります。
骨盤には多くの筋肉が付着しており、それらがバランスよく使われることで骨盤が安定し、様々な動作を行うことができます。
それらの筋肉が使われなくなり衰えていくことでバランスが崩れ、日常生活の癖の影響も出やすくなります。その結果、骨盤が安定できなくなり、歪みが出やすくなります。
普段から動く習慣をつけて筋肉を活性化させていきましょう。
女性の場合、妊娠や出産により、骨盤が歪むこともあります。
妊娠や出産が骨盤の歪み(開きタイプ、前傾タイプ)につながる原因を説明します。
<開きタイプ>
1.妊娠中、リラキシンというホルモンが骨盤周りの靭帯や筋肉を緩めて骨盤が開く。
2.出産後、開いた骨盤は元に戻ろうとするが、出産による筋肉の衰えなどが原因で元に戻りにくくなる。骨盤が開いたままになる。
<前傾タイプ>
1.妊娠中はお腹が大きくなるため、骨盤が前に倒れて反り腰になりやすい。
2.出産後も反り腰が癖になった状態で残ってしまう。
妊娠・出産による骨盤の歪みが、腰痛やぽっこりお腹の原因にもなります。
妊娠・出産により歪んでしまった骨盤は、インナーユニットの働きで元に戻ろうとしてくれます。からだを支えるインナーユニットを働かせる方法は次の項目で説明します。
骨盤の歪みを改善する方法として、タイプ別に必要なエクササイズを動画つきで紹介します。
・骨盤の歪み改善①ねじれタイプの改善
・骨盤の歪み改善②傾きタイプの改善
・骨盤の歪み改善③前傾タイプの改善
・骨盤の歪み改善③開きタイプの改善
これらのエクササイズでどうしても分からないところがあれば、当スタジオの体験レッスンもあります。
初心者の方がたった1時間で姿勢改善効果が期待できるので、気になる方はお問い合わせください。
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骨盤のねじれは、股関節の動きを出すことで改善することができます。
骨盤と股関節は密接な関係にあり、骨盤がねじれて前に出ていると股関節も内側にねじれている(内旋)状態が強くなります。
その状態で股関節と骨盤周りの筋肉が固まってしまっていると、骨盤のねじれも改善することができません。
<ヒップローテンション>
ポイント:倒す際に肩が浮かないように注意する。回数を重ねると倒しやすくなってくる。
股関節の動きを出すことで固まっている筋肉の動きを出し、骨盤が元の位置に戻りやすくなります。
骨盤の傾きは、腰方形筋を動かすことで改善することができます。
腰方形筋は、骨盤の安定と身体を横に倒すときに使われる筋肉です。
<骨盤プッシュ>
ポイント:膝は伸ばしたまま、左右交互にかかとを押し出す。
この動きを行うことで、腰方形筋の動きがよくなり、骨盤が安定します。
骨盤を前後均等に動かすことができることで、骨盤は真ん中の位置(正しい骨盤の位置)を認識することができます。
<キャットバック>
ポイント:頭から骨盤まで全体を動かすことができているか。
背骨を動かすことで、骨盤も動きやすくなります。
開きタイプの改善のためには、インナーユニットを活性化させることが重要です。
インナーユニットは、体幹部にある4つの筋肉(横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群)で構成され、身体を支えるために必要な筋群です。
深い呼吸ができることでインナーユニットを活性化させることができます。
ご自身の歪みタイプをチェックした上で必要なエクササイズを実践してみてください。
「骨盤の歪みのデメリットを知りたい」という方からよくある質問について解説します。
1.骨盤の歪みを防ぐ寝方とは?
2.骨盤矯正って効果あるの?
3.骨盤の歪みは内臓に影響する?
4.骨盤矯正を自分で行ってもいいの?
骨盤の歪みを防ぐ寝方としてオススメは仰向け姿勢です。
うつ伏せや横向きは、首回りや腰がねじれた状態になったり、片側に負担がかかったりするため骨盤が歪む原因になります。
仰向けで寝ることができないという方は、すでに骨盤が歪んでいる可能性が高いです。
仰向けで腰がしんどいという場合は、腰浮きが強い可能性があります。
寝る前に以下の腰浮き改善エクササイズを行うことで仰向けで寝やすくなります。
仰向け寝がオススメとお伝えしましたが、横向きやうつ伏せになることが悪いことではありません。同じ姿勢のまま動かないということが身体の歪みにつながるので、寝返りをうつことができるかが重要です。スムーズな寝返りをサポートしてくれる寝具を選ぶことも大切です。
骨盤矯正とは、様々な要因で歪んでしまった骨盤を元の位置に戻す施術になります。
骨盤矯正を行うことで、骨盤の歪みが原因で起きていた不調が改善することが期待されます。
気をつけていただきたい点は、1回の骨盤矯正ではすぐに元に戻ってしまうということです。効果を高めるために繰り返し施術を受けるという方法もありますが、日常の生活習慣で歪む原因を作らないこと、骨盤を支える筋肉を使えるように運動を行うことが重要です。
骨盤の歪みを根本的に解決するために、日頃の習慣も見直しましょう。
骨盤は内臓を守る働きがあります。骨盤が歪むことで内臓機能も低下する恐れがあります。
内臓機能が低下することで以下の影響を及ぼします。
・内臓の冷えにより体温が下がる
・自律神経の乱れにつながる
・腸の働きが悪くなり、便秘につながる
・代謝が下がり、太りやすくなる
骨盤の歪みを改善することで内臓の不調を予防・改善することができます。
骨盤矯正は複数回、定期的に通う必要があるので時間とお金がかかるため、「自分でできたらいいのにな」と考える人もいるのではないでしょうか?
骨盤の歪みの状況を判断し、正しい位置に戻すためには専門的な知識や技術が必要となり、専門家と同じ効果をご自身で出すことは難しいです。
しかし、骨盤の歪みは日常の生活習慣の癖が原因となっていることが多いので、そのような習慣を見直すこと、骨盤の歪み改善エクササイズを行うことが、骨盤の歪み改善につながります。
「自力で改善したい」という方は「骨盤の歪みを改善する4つの方法」で紹介しているエクササイズを実施してみてください。
今回の記事では、骨盤のゆがみによるデメリットと改善方法について詳しく解説してきました。
骨盤の歪みを放置しておくと、肩こりや腰痛などの不調につながるだけではなく、ぽっこりお腹や下半身太りなど見た目にも悪影響を及ぼします。
日常生活の癖を見直し、改善エクササイズにも取り組んでいくことが大切です。
ご自身で骨盤の歪みをチェックし、改善する方法をお伝えしましたが、「自分ではどれが正しいか分かりにくい」ということがあるでしょう。
そういう場合は、プロの目線でチェックしてもらうことをオススメします。
あなたの骨盤の歪みの原因がどこにあるのかを知り、正しい使い方を身につけていくことが、最短でお悩みを改善することに繋がります。
「骨盤の歪みによるデメリットをなくしたい」なという方は記事の内容を参考にしてみましょう。
ただ、どうしても分からないところがあるし、「一人ではどうしても…」という方は体験レッスンもあるので、お気軽に以下のページからお問い合わせください。