巻き肩は肩が前に巻いてきているから肩を後ろに引きましょう。そのために肩甲骨を寄せましょう。
多くの雑誌や動画などでこのような意識や運動が推奨されていますが、実際にそれを意識したり頑張ってみて効果を感じられていますか?
当スタジオには、それを頑張っても改善しなかった、逆に背中に痛みやコリを感じてしまったという方もいらっしゃいました。
これに関して、巻き肩改善に肩甲骨を寄せることはもちろん大切な事ですが、それ以前に大切なことがあるのです。
今回は、巻き肩という姿勢を再度理解していただき、根本的に改善する方法をエクササイズを踏まえてご紹介します。
まず、巻き肩がどのような姿勢なのかを再度確認していきましょう。名前の通り、肩が内側に巻き込んでしまっている姿勢を巻き肩と呼びます。正面から姿勢を確認すると、本来真横を向いているはずの手の甲が前に向きがちになっていたり、肘が身体の横から離れがちになっています。
この巻き肩を作る原因は、ズバリ反り腰です。
現代人にありがちな姿勢は、骨盤を前に突き出し、背中が後ろに反っている分、肩が内に巻き込まれて、頭を前に突き出しています。
この姿勢になってしまっていると、肩甲骨は上に上がっているような状況となり、頑張って寄せようと思っても十分に寄ることができません。肩甲骨がうまく寄らない分、より背中を反らせて動きを出そうとしてしまうので、結果背中の痛みやコリにつながってしまうのです。
まず、巻き肩の改善に反り腰改善が必要不可欠です。
次に、巻き肩を作っている筋肉をご紹介します。先ほど説明したように、反り腰になることで肩が巻き込みやすくなります。その代表的な筋肉が広背筋という筋肉です。さらに、この筋肉は肩を内側に巻き込む力を持っています。
次に、2つの胸の筋肉も肩を前方にひっぱり、内側に、巻き込む力があります。
ここまでは王道の筋肉をご紹介してきましたが、意外にも腕の筋肉も巻き肩に大きく関わっています。
上腕二頭筋という力こぶの筋肉は、先ほどの小胸筋と同じ場所についているため、硬くなっていると巻き肩を作ります。現代人はパソコンやスマートフォンの利用時間が多く、肘を曲げている時間が長いので、この筋肉は硬くなっている可能性が高いです。
巻き肩の根本改善に向けて、まずやるべきは先ほど挙げた筋肉の硬さを整えることです。
巻き肩を作る筋肉を整えた上で肩甲骨を動かすことで根本的な改善に繋がります。
そのためのおすすめエクササイズを動画でご紹介します。
①反り腰を作る広背筋のストレッチ
②肩甲骨を前に引っ張って巻き肩を作る胸の筋肉のストレッチ
③力こぶの裏側〔二の腕〕を目覚めさせるエクササイズ
3つのエクササイズをやった上で肩甲骨を動かすことでより効果的に巻き肩を改善していきましょう!
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