近年、脚のラインにお悩みを持つ方が増えてきています。
太ももの前側や外側が張る、ふくらはぎをスッキリしたい、トレーニングを頑張っているのに細くならずに筋肉太りしてしまう、などなど。
もちろん、トレーニングは大切ですが、その前に、姿勢が整っているかがとても重要です。
姿勢が崩れたままトレーニングを頑張ることで引き締めたいところは締まらず、ついてほしくないところにどんどん筋肉がつくことに。
いわゆる美脚とはどんな脚の状態なのでしょうか?
鏡の前に立ってかかと同士をくっつけてつま先はこぶしひとつあけます。
その時に膝、ふくらはぎ、くるぶしはついていますか?
この3点がついているとあなたは美脚の持ち主です!
反対に、離れている部分が多いほど美脚からは遠ざかっていると言えます。
上のように膝やふくらはぎ、くるぶしが離れてしまう原因は何か?
要因は様々ですが、多くの現代人に共通するのが「反り腰」です。
反り腰で前重心が長く続くことにより、太もも(前側外側)やふくらはぎの張りを引き起こしてしまいます。
その反対側にあるお尻や内ももはたるみやすくなります。
よくヒールを履く、胸を張る癖がある、背もたれにもたれて座っている、台所に下腹をくっつけて家事をしているなど、ふとした日常の癖が反り腰を作っています。
また、反り腰による筋肉のアンバランスが骨格の歪みにつながり、O脚やX脚を作り出してしまうこともあります。
そこでよくみられる姿勢が「ニーイントゥアウト」と呼ばれる姿勢です。
名前の通り歩いたりしゃがむ際に膝が内側に入り、つま先が外に向く姿勢です。
この姿勢のままで日常生活を送り続けることで、歪みが定着してしまうのです。
生まれつきの骨の形で歪みが出ている方ももちろんおられますが、
以前はこんな脚のラインじゃなかったのに、、という方は姿勢の崩れによる影響の可能性が高いです。
改善アプローチは様々ですが、まずは反り腰を整えることが重要な土台作りになります。
今回は家でもできる簡単なエクササイズをご紹介します。
エクササイズの前にまずは自分の反り腰具合をチェックします。
仰向けに寝て、腰の下に手を入れます。
床と腰の骨の距離が手のひら1枚よりも多く空いている場合は、反り腰の可能性が高いです。
また、そこから膝を曲げて立てたときに腰の隙間が手のひら1枚分に近づく方も、
反り腰の影響で下半身太りや歪みに繋がっている可能性が高いです。
反り腰改善のために、骨盤と背骨を整えていきます。
まずはかかとでイスを押して腰と床の隙間をなくし、太もも裏側の筋肉に刺激を感じます。
チャレンジできる方はそこから美脚エクササイズにチャレンジしてみてください!