以前の投稿で女性の場合は骨盤は月経周期と連動して開閉していること、骨盤の歪みがある状態ではこの開閉がうまくいかず生理痛につながるということをお伝えしました。
そこで今回は、骨盤の動きをだすために大切となる部分についてお話させていただきます。
実は、骨盤を動かしているのは骨盤周りの筋肉になります。
そして大切なのは骨盤の外にある筋肉ではなく、中にある筋肉(インナーユニット)になります。
その中でも、特に「骨盤底筋群」という筋肉は
・排尿や排便のコントロール
・姿勢の安定性を高める
・内臓を支え正しい位置に保つ
という役割を果たしてくれます。
「骨盤底筋群」の力が弱くなってくると、骨盤の歪みにつながり、内臓が下垂する重みで骨盤の動きがスムーズではなくなってしまいます。
この「骨盤底筋群」ですが、昔に比べて衰えている人が多いといわれています。
それはイスや洋式トイレが主流になってきたということがあります。和式トイレや低い姿勢(床に座った姿勢)から立ち上がる際など低い姿勢の際に多く使われる筋肉でもあります。
では、骨盤底筋群を使っていくためにできることを2つお伝えします。
①呼吸・・・正しい呼吸を行うことで、インナーユニットが活性化します。
<方法>
・仰向けに寝て、膝を立て、脚を閉じておく。
・ろっ骨の一番下の骨を包むように手をあてる。
・息を吸った時に肋骨が横に広がり、胸の上部が前に膨らむイメージで呼吸を繰り返す。
②ヒップスクイーズ・・・お尻の穴をしめるイメージで骨盤底筋群にもアプローチしていきます。
http://https://youtu.be/f3XEgLWhxh0
家事の合間や歯磨きをしているときなど、とりいれやすいシーンでぜひ実践してみてください。