ストレートネックになる原因
首や肩のこりがほぐれない、頭が重い感じがする、眼の痛みやかすみで集中できない。
そんな悩ましい不調の原因は、首が正常な位置より前に出てしまっているかもしれません。
また、スマートフォンやデジタル機器の使いすぎで、現代人の約8割がこの悩みを抱えてるとも言われています。
頭が前方に落ちると首の筋肉に大きな負担がかかります。
『僧帽筋上部』や『胸鎖乳突筋』
この2つの筋肉の役割は、首を正常な位置に保つと共に回旋運動も行なってくれます。
ですが、頭が前に落ちていると上手く筋肉が作用してくれないので、そこを正常な位置にする為のエクササイズをご紹介します。
首の骨はいくつあるのか皆さんご存知ですか?
首の骨の数は、全部で7個あり全て合わせて頚椎と呼びます。
そして頭は何キロあるかご存知ですか?
首は常に重たい頭を支えています。
頭の重さは成人で体重比の約10%と言われています。
体重約60キロの人の頭の重さは6キロという計算になります。
この頚椎にも理想的なラインが存在し、
『頚部わん曲』と言って頚椎が滑らかに前にカーブを描いているのが理想的なラインです。
しかし、現代社会に置いてパソコンやスマートフォンなどデジタル機器を長い時間使用することで、
頭が前に出てしまいこの湾曲が消失しています。
頚椎の正常なカーブが失われることで頭を支えきれないので
筋肉が過剰に緊張し、神経なども圧迫してしまいます。
①首のリセット
鎖骨の内側から耳の後ろにある筋肉を緩めます。
胸鎖乳突筋という筋肉です この筋肉は首を左右に振る時に使います。
どうしてもストレートネックで顔が前に倒れているとこちらの筋肉
ですのでパソコンや本を読んだ後などにしていただけるとすごく首
右手で左側の首を押さえながら上下左右に首を揺らします。
刺激が強い方は、ゆっくり行ってください。1~2分ほどで構いません。
またアイテムなど使うと時短で行えます。
②キャット
背骨のしなりを出します。
頭が落ちてしまう原因は背骨にもあります。
なぜなら頚椎は、背骨を介して骨盤まで繋がっているからです。
背骨は、頚椎、胸椎、腰椎の3つのパートに分かれておりそれぞれの役割が有ります。
中でも胸椎のモビリティー(可動性)が必要です。
ここで、スタビリティー関節とモビリティー関節について簡単にご説明いたします。
スタビリティ関節(安定を重要な機能としている関節)主に膝、肘、肩甲骨、首です。
モビリティ関節(可動をメインの機能としている関節)主に背骨、足首、股関節、肩、です。
なので、このエクササイズを行い胸椎の動きを理想的にしていきます。
1日1分~3分ほほを目安に行ってください。お腹、脇の下、背中に刺激が有れば成功です。
注意点は、頭が先に動いてしまわないようにしましょう。
出来るだけ骨盤から動かしましょう。
③チンインヘッドアップ
頭を正常な位置に戻す為のエクササイズです。
頭が前に落ちてしまうと原因の一つに下アゴの下の筋肉が弱いの
最近はマスクなどで口呼吸になると余計に落ちてしまいます。
寝た状態でアゴを引き背骨から頭が一直線を意識します。
そして持ち上げて30秒程キープさせましょう。
注意点は、肩にチカラが入らないようにしましょう。
呼吸を行いながら、腰を反らないように進めます。
上記のエクササイズを3日に1回のペースで行ってみてください。
寝る前、お風呂上がりなどリラックス出来るタイミングもオススメです。
ストレートネックを改善し首や肩のストレスを無くして行きましょう。