気圧の変化によって自律神経が乱れ、頭痛、めまい、カラダのだるさを感じるという方がいらっしゃいます。
体内の水分バランスが乱れ、細胞も膨張傾向になるため、むくみを感じたりすることもあります。
いろんな対処法があるなかで、運動指導者としては運動で改善できことも知っていただけたらと思います。
タイトルの通り、呼吸を深くすることで改善の期待が持てます!
なぜなら、人が唯一意識して自律神経に働きかける方法が呼吸だからです!
早速ご自身の呼吸を一度確認してみましょう。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。
交感神経は闘争逃走神経とも呼ばれ、人が起きて活動している時に優位になります。
この時は血管が収縮して血圧が上がり、活動的な状態になります。
副交感神経は反対で血管が緩んで血圧が低下し、リラックスした状態になります。
この切り替えができていれば心身の調子は良いことが期待されますが、
低気圧で細胞が膨張傾向な時はカラダの循環がうまくいかないため、交感神経優位のまま
になりやすいのです。
切り替えがうまくいかないことで自律神経が乱れ、不調につながります。
呼吸に関しては、息を吸うときには交感神経が、吐くときには副交感神経が活性化されます。
カラダが膨張傾向で交感神経優位な状況では、吸う方が優位となり、息をはけていない方が多いです。頑張って息を吸おうとすると胸を広げるためにカラダを外らせる傾向になります。
このような姿勢になりやすいです
ふぅーもしくはハーと5回連続で息を吐くことができますか?
5回目を長く吐き続けることができますか?
和式トイレ座りできますか?
まず5回吐くのが難しい方は呼吸が浅くなっている可能性が高いです。
また、仰向けで寝た時に腰の隙間に手のひらが何枚入りますか?
手のひら1枚より多く入る隙間があれば、カラダが反って膨張気味だという判断もできます。
シンプルに、しっかりと吐いてカラダを丸めることがおすすめです!
交感神経も副交感神経も行ったり来たりできるようになれば良いのです。
そのためのおすすめエクササイズ
①4スタンスストレッチ
カラダを反らせる筋肉をストレッチし、たくさん息を吐きましょう。
②和式トイレ座り
最大限カラダを丸めてゆっくり吐いてあげましょう。
③ロールオーバー
下ろすのが苦しかったら持ち上げたままゆっくり呼吸でもOK!
脚を振り上げたところから背骨をひとつずつ下ろしていきます。
深い呼吸で背中を丸めて、バランスを整えてみましょう!
ぜひお試しくださいね!