女性に多い不調といえば・・・頭痛や月経痛、冷えやむくみなどがあります。
その中で今回は月経痛(生理痛)についての話をしていきます。
月経前から月経中に、腹痛、腰が痛い、頭痛、胸が張る、お腹が張るなど様々な不調がでてくる方がいます。
女性はホルモンバランスの変化によって、排卵と月経を繰り返しています。
ホルモンバランスは女性にとって重要で、それが乱れることが様々な不調にもつながっていきます。
<月経痛が起こる原因>
・子宮の収縮
不要になった子宮内膜が血液とともに体外に排出されることを月経といいますが、このときにプロスタグランジン(痛みのもと)という物質が分泌され、子宮の収縮を促します。その分泌が増えることが痛みにつながることもあります。
また、10代の子はまだ子宮の発達が未発達で子宮口が狭く、はがれ落ちた子宮内膜がうまく排出できなくて、腹痛が起こることもあります。
・血行不良や冷え
長時間のデスクワークにより骨盤周りの筋肉が硬くなること、ガードルや細身のパンツなど骨盤周りを締め付けることによる血行不良につながります。
また、体の冷えも血行不良につながりますし、排卵後に体温があがらず、子宮がうまく働かず、うまく排出されないということにもつながります。
・ストレス
ストレスが自律神経のバランスやホルモンバランスの乱れの原因にもなります。
・疾患が原因
子宮内膜症や子宮筋腫などが原因の可能性もあります。
詳しくは専門医へご確認ください。
<コンディショニングが月経痛を和らげる?!>
1つ目は、骨盤周りの動きを出していくエクササイズを紹介します。
骨盤周りの筋肉を動かすことが、月経痛の原因である血行不良や冷えの改善につながります。
①腸骨リンパリセット・・・リンパの流れをよくして、血行UP!!
・テニスボールを腸骨の内側にあてて、うつ伏せで寝る。
・乗せた方の脚を伸ばし、余裕があれば上のように曲げる(写真左脚)
反対はカエルのような脚を作る(写真右脚)まずはそのままリラックスして呼吸。
余裕があれば乗せてある方の脚を曲げ伸ばしする。
②ロッキング・・・股関節を動かして、骨盤を正しい位置へ!!
・四つ這いになり、手のひらをべったり床につけ、足幅は腰幅より少し広めに、手の幅は肩幅程度にする。
・かかとをお尻に近づけるように足の付け根を折り曲げ、元の場所に戻す。を繰り返し行う。
③キャット・・・背骨と骨盤の動きづくり
・四つん這い(肩の真下に手首、股関節の真下に膝)のポジションで骨盤と肩甲骨、脊柱を順番に動かして行く。
・息を吸いながら反って、息を吸いながら丸めていく。
2つめは、呼吸のことについてですが、長くなりましたので次回お伝えします。