「小学校3年生になったのに逆上がりができない」
「体育の授業で逆上がりができなくて恥ずかしい思いをした」
「友達がみんなできるから自分も逆上がりができるようになりたい」
このように悩んでいませんか?
逆上がりができない小学生は意外と多いです。
私は、逆上がりがなかなかできず何度も練習し、できた瞬間はとても嬉しかったことを今でも覚えています。
今回は元中学校体育教師、現コンディショニングトレーナーの私だからこそお伝えできる逆上がりのコツを紹介していきます!!
3年生の体育の授業でできるようにするために、今からできることをしてみましょう。
他にも後転や倒立ができるようになりたい人は次の記事も読んでみてください。
体育の授業が楽しみになる!後転、倒立ができるようになる方法を確認する
逆上がりができるようになった年齢は、小学校4年生くらいまでが約6割といわれています。
つまり、小学校3年生でまだ逆上がりができなくても、全国的に見ればおかしくありません。
逆上がりができない子がよくする失敗例と、逆上がりのコツを掴んで、あとはいっぱい練習しましょう!
以下に逆上がりのよくある失敗例を3つ挙げています。
<よくある失敗例>
●ひじが伸び、わきが開いてしまう。
●けり上げる力が弱い。
●足を振り上げたときにあごが上がってしまう。
あご・ひじ・わきをしめてしっかり足をけり上げましょう。練習台があるところでけり上げる練習からしてみるのもおすすめです。
逆上がりができるようになるには体幹が必要です。
体幹は体の中心にある軸のようなもので、上半身と下半身を連動させるときに役立ちます。
逆上がりするための体幹を鍛える簡単な運動を次の項目で紹介します↓
逆上がりをマスターしたい子にオススメの運動がグーパー運動です。
グーのときに肘を曲げて脇を閉める。パーのときには指先まで伸ばすことを意識して10回ほど繰り返し行ってみてください。
グーの姿勢で10秒間キープするのもオススメです。
この動きをすることで、お腹(コア)を使って手足を動かす練習にもなります。
前回、倒立ができない子へのオススメの動きとして紹介した、手押し車もオススメです。
逆上がりについてよくある質問を並べました。
●逆上がりができると運動神経が良くなる?
●早い子は何歳くらいで逆上がりができるようになる?
●小学校3年生で逆上がりができない子の割合は?
順番に回答していきます。
逆上がりができると運動神経が良くなるというよりは、運動神経が良い子が逆上がりが得意な傾向にあるようです。
逆上がりが得意な子は二重跳びができますし、水泳も一輪車も比較的早くマスターします。
逆上がりを一生懸命マスターしたからといって、他の運動まで飛躍的に上手になることはありません。
早い子は4歳くらいで逆上がりができるようになります。
就学前にできる子は約2割程度といわれているので「小学生になってもまだ逆上がりができない…」と悩む必要は全くありません。
他の子と比べてあせる気持ちはわかりますが、自分のペースでゆっくり練習しましょう。
最近では小学校3年生の70%が逆上がりができないというデータもあります。
逆上がりができない子が増えているので、できないことが普通になってきているのです。
今から練習すればきっとできるようになるので、逆上がりができなくても大丈夫です。
家でこのような運動をすることも大切なのですが、昔は外遊びの中で逆上がりに必要な力をつけていっていました。
うんてい、登り棒、ジャングルジムなどの遊具は全身に力を入れる遊びとしてとても有効なものです。
元気に外遊びをしている子どもたちは、遊びの中で身につけているものも多かったのです。
現在は危険だからということで遊具がなくなり、最近ではコロナの影響で大型遊具が禁止になるなど、子どもたちの外遊びの機会がどんどん制限されていっていることがとても心配でもあります。
だからこそ、引き続き家でできることをお伝えしていきたいです。
お父さんの腕にぶら下がる遊びもオススメです(笑)