こんにちは。Be-Styleの鎌戸です。
4月から新年度がスタートし、心機一転がんばろうと思っていた矢先、
多くの学校が休校になってしまい、不安なお子さんや保護者の方も多いのではないでしょうか。
ここで、私にできること、お役に立てることは何か考えました。
元中学校体育教師、現コンディショニングトレーナーの私だからこそお伝えできることを紹介していきます!!
体育の授業でよくあるつまずき事例とその解決のためにどういう動きの練習(体づくり)をしたらいいかお伝えします。
今回はマット運動編です。
苦手な子や、苦手だった経験がある大人の方も多いのではないでしょうか。
マット運動は体の使い方、柔軟性が影響してくる種目です。
小学校では、低学年(1、2年生)はマットを使った運動遊び、中学年(3、4年生)と高学年(5、6年生)ではマット運動という学習領域になります。
(例)低学年 後ろ転がり 中学年〜 後転
技として取り組む3年生の体育の授業でできるようにするために、今からできることをしてみましょう。
ちなみに鉄棒の逆上がりが苦手という子には以下の記事がオススメです。
体育の授業に備えて逆上がりができるようになる方法を確認する
① 後転(後ろ周り)
<よくある失敗例>
・後ろに倒れたときに背中がべったとついてしまい、お尻を上げてくることができない。
・手をついた後、足を後ろに持っていくことができない。
以上のことができない要因として、背中を丸めることができないということが一つの要因として考えられます。
「私の子ども、猫背でずっと背中が丸い」という声も保護者の方からよく聞きますが、それは肩と首が前に出ていてて丸くなっているという子が多いです。そして、同じ姿勢でずっといると背骨の本来の柔軟性が失われていきます。
そこでオススメの練習が、ゆりかごという動きです。
背中を丸める+手で押す力を使って、起き上がるときに脚の力を使いすぎないよう注意してみてください。
この動きができてきたら、坂を使って勢いをつけたり、お尻(腰)を持ち上げる練習をしたりしましょう。
② 倒立(逆立ち)、側転
よくある失敗例
・脚を振り上げることができない。
・手で自分の体を支えることができない。
以上のことができない要因として、手で支える力や体幹と手足の連動性が弱い可能性があります。
発育発達の段階でハイハイや高ばいの動きの経験が少なかった子はこの力が弱いという傾向があります。
十分な経験がなかった場合でも、遊びを通じて補うことができます。
そこでオススメの動きが手押し車です。
肘を伸ばして手で床をしっかり押す+腰を反らないようにお腹にスイッチを入れるということを注意してみてください。
これが難しい方は高ばいの動きで前後に動く練習でも大丈夫です。
高ばい姿勢で滑り台に登るのもオススメですよ。
ぜひ、親子でチャレンジしてみてください。