9月に入り、秋の気配も少しずつ感じられるようになってきました。
そんな中、今回はスポーツを頑張ってらっしゃる方に向けて、
スポーツのパフォーマンスアップに繋がる
”反り腰”の改善、身体の使い方について紹介していきたいと思います。
自分の姿勢は”反り腰”なのか、
自分でチェックできる方法をお伝えします。
仰向け(天井を向いて寝た姿勢)になって、
腰の下のすき間に自分の手の平を入れてみましょう。
自分の腰を手の平で触れると背骨が見つかると思いますが、
背骨を触れた状態から床までの間に手の平は何枚入るでしょうか?
理想は1枚ぴったり入る状態です。
つまり、人の身体は少しだけ腰が反っているのが正常な状態です。
「2枚は入らないけど、1枚は余裕かな」
「2枚すっぽり入る!」という方は、
”反り腰”の姿勢になっています。
反り腰はスポーツをする時に足のケガに繋がりやすくなります。
背骨が衝撃を吸収しないためです。
健康な状態でスポーツをすると、背骨の衝撃吸収機能によって、足に負担がかかりません。
しかし、反り腰の状態では背骨がS字ではなくなり、衝撃をうまく吸収してくれません。
その結果、衝撃が足に響いてしまい、足のケガのリスクが高まります。
足の疲れやパーフォーマンスの低下にも繋がるため、反り腰を改善してからスポーツに取り組む方が良いでしょう。
”腰が反っている”ということは、”骨盤”が前に倒れています。
「腰に手を当ててください」と言われた時に持つところが骨盤です。
骨盤が前に倒れていると、
・体幹の筋肉がうまく働かない
・お尻の筋肉がうまく使えない
・脚があがりにくい、様々な方向に動かしにくい
といった状態になってしまっています。
反り腰が改善された姿勢で動けるようになると、
・体幹の筋肉がうまく働いてくれるようになる
→走る、ボールを投げる、ディフェンス(バスケ・サッカーなど)動作などで
動きがブレにくくなる。
ぶつかってもあたり負けしにくくなる。
・お尻の筋肉がうまく使えるようになる
→走るスピードが上がる、ジャンプ力が上がる
・脚があげやすくなる、様々な方向に動かしやすくなる
→走る動作、スイング動作、ターン(切り返し)の動きなどがしやすくなる。
といったパフォーマンスアップが期待できます。
反り腰の改善は、プロに正しいやり方を教わってから行うと最短で効果を得られます。
「1回の体験レッスンだけでもかなり効果を実感できた!」と感激した方が体験記事を書いてくれたので、プロに習うか迷っている方は次の記事も見てみましょう。
反り腰の悩みが解消!正しい姿勢になれる姿勢改善体験について詳しく見る
「2枚は入らないけど、1枚は余裕かな」
「2枚すっぽり入る!」という反り腰姿勢に当てはまった方
反り腰を改善できるエクササイズを2つ紹介します。
○背骨をゆるめるエクササイズ
背骨を緩めるエクササイズの方法は以下の通りです。
リセットエクササイズ
①仰向けになり、膝を立てる
②両手をまっすぐ上に上げる
③肩甲骨を動かすことを意識して、上下に肩を動かす
④上下に肩を動かした後は、交互かつ上下に肩を動かす
肘が曲がらないようにまっすぐ伸ばしながら、エクササイズしましょう。
呼吸を整えるエクササイズ
①腕を垂直に伸ばした状態で四つん這いになる
②手と膝で床を押して腰を丸める
③目線はお腹をのぞき込むように位置を見る
お腹を覗き込む動作を数回繰り返したら、顔を上げた状態で腰を丸めましょう。手で押し込まなくても肩周りを伸ばすことができます。
○骨盤と背骨を動かして体幹を使えるようにするエクササイズ
体幹を使えるようにするにはスクワットが効果的です。
スクワットの方法は以下の通りです。
スクワット
①肩幅に足を開く
②両手を前に伸ばした状態でエクササイズポールを持つ
③お尻を後ろに突き出すようにして、膝を曲げる
④体をゆっくりと下ろし、太ももが床と平行になるまで下げる
⑤ゆっくりと体を上げ、元の姿勢に戻す
スクワットをするときは、ケガを防ぐため、膝がつま先を超えないように意識してください。
また、背中を丸めないように常に背筋をまっすぐに保ちましょう。
親指・小指・かかとの3点で支える意識をすると、効果を感じやすくなります。
今回は反り腰がスポーツに与える影響と、改善に効果的なエクササイズを紹介しました。
記事を参考にして反り腰の改善に取り組めば、スポーツのパフォーマンスアップも期待できます。
ただ、一刻も早く反り腰を改善したい方は自己流でトレーニングするよりプロの手を借りたほうが早いといえます。
プロに見てもらいながら自分に合った正しい方法でトレーニングすれば、最短で反り腰を治せます。
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